見積工数の三点見積(バッファ付き)
「だいたい12時間」ではなく、最短・普通・最悪の3つの時間を入れると、期待工数と「80%の確率で収まる工数」が出ます。タスクを足し合わせるときの不確実性も計算に入れるので、全タスクの最悪値を足して過大な見積になることを避けられます。時給を入れると見積金額も出ます。
見積工数
楽観≦通常≦悲観になっていないタスクが あります。入力の順序を確認してください(計算はそのまま実行しています)。
- 人日換算-
- 期待工数(全体の平均)-
- ばらつき(標準偏差)-
- 80%で収まる工数-
- 90%で収まる工数-
- 95%で収まる工数-
- 期待工数の金額-
- 80%値の見積金額-
参考:足し方の違い
- タスクごとの80%値を単純に足した値-
- 全タスクが楽観〜悲観になった場合の幅-
単純に足すと、全タスクが同時に悪い方へ振れる前提になり、過大になります。上の80%値はタスクのばらつきを合算して求めています。
タスク別
| タスク | 期待値(h) | 標準偏差(h) | 80%値 |
|---|
三点見積とは
タスクの所要時間を「楽観(O)」「通常(M)」「悲観(P)」の3つで見積もり、期待値を (O + 4M + P) ÷ 6、ばらつきを (P − O) ÷ 6(標準偏差)で求める方法です(PERT法)。たとえば設計が2・4・8時間なら、期待値は約4.3時間、標準偏差は1.0時間です。1つの数字だけで見積もると、遅れた場合のリスクが見えません。
全体の「80%で収まる工数」の考え方
タスクが複数ある場合、各タスクのばらつきは独立と仮定して、分散(標準偏差の2乗)を足し合わせて全体の標準偏差を出します。設計(2・4・8h)と制作(8・12・24h)の2タスクなら、期待値の合計は17.7時間、全体の標準偏差は2.85時間。80%で収まる工数は 17.7+0.84×2.85 で約20.1時間です。タスクごとの80%値を単純に足すと20.8時間になり、タスクが増えるほど差が広がって過大になります。
- 80%:5回に1回は超える。社内の目安や、修正に柔軟に対応できる案件向き。
- 90%:10回に1回しか超えない。固定金額の請負や、納期厳守の案件向き。
使い方
タスクを分解して、それぞれ3つの時間を入れます。タスクを細かく分けるほど、見積もりやすくなります。時給を入れると、期待工数と選んだ確率の工数について見積金額が出ます。入力内容はこのブラウザに自動保存されます。時給の決め方は適正単価・時給換算ツール、納期の逆算は納期逆算ツールが使えます。
このツールの限界・注意点
- 「80%」は目安です。正規分布による近似で、実際の所要時間の分布(遅れる方向に偏りやすい)とは一致しません。悲観値を甘く見積もると、確率の数字は意味を失います。
- タスクは独立と仮定しています。同じ原因で全タスクが遅れる場合(依頼主の確認待ち、仕様変更、体調不良など)は、実際のばらつきはこの結果より大きくなります。
- 見積に含まれないもの:打ち合わせ、修正の往復、納品後の対応は、タスクとして入れない限り含まれません。
- 金額は時給×工数の単純計算です。経費・税・プラットフォーム手数料は含みません。手数料込みの単価は単価換算ツールで確認できます。
- 実績を記録して、見積と実際の差を見直すと精度が上がります。
よくある質問
楽観・通常・悲観の決め方は?
楽観は「全部順調にいけば」、通常は「最も起こりそうな時間」、悲観は「トラブルや修正が重なっても、ほぼ起こらない程度の最悪」を目安にします。悲観を大きめに見るほど、80%値が現実に近づきます。
80%と90%のどちらを見積に使うべきですか?
固定金額の請負や納期が厳しい案件は90%、修正対応が柔軟にできる案件は80%が目安です。時間単価での契約なら、期待工数と幅を伝える使い方もあります。
全体のバッファはタスクごとの合計より小さくなるのはなぜですか?
すべてのタスクが同時に最悪になる確率は低いため、ばらつきを合算して計算しています。タスクを単純に足した値は過大になりやすいです。
入力したデータはどこかに送られますか?
いいえ。入力内容はこのブラウザ内でのみ処理され、自動保存もこのブラウザ内(localStorage)です。
本ツールの計算結果は一般的な条件にもとづく概算です。個別の事情(自治体・所得の種類・各種控除など)により実際の金額は異なります。税務・法務に関する最終判断は、税理士などの専門家または国税庁・各プラットフォームの公式情報でご確認ください。